巳年じゃないけど Python やろうぜ(その 18)
キャッシュサーバーの活用
これまではセッションの情報をデータベース(SQLite3)で管理してきましたが、別途キャッシュサーバーを用意して、そちらで管理することもできます。
キャッシュサーバーとしてよく使われるのが Memcached です。Memcached のインストールは済んでいて、サービスが起動しているものと仮定します。*1
$ pip install python3-memcached
django_test/settings.py
に以下を追記します。
# Session engine # https://docs.djangoproject.com/en/1.10/ref/settings/#session-engine SESSION_ENGINE = 'django.contrib.sessions.backends.cache' # Cache # https://docs.djangoproject.com/en/1.10/ref/settings/#caches CACHES = { 'default': { 'BACKEND': 'django.core.cache.backends.memcached.MemcachedCache', 'LOCATION': '127.0.0.1:11211', } }
コメントは参照すべきドキュメントの URL を明示するためにつけただけなので、実際には無くても大丈夫です。
Memcached が正しくインストールされていて、かつサービスが開始されていれば、他は何も変更する必要はありません。
Memcached の各 OS ごとのインストール方法については、記事を改めて解説させていただきます。